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沿岸漁業は家族労働を主体とし、一人か二人乗りの10トン未満の小さい漁船を使った日帰りで操業する漁業です。
ハマチやノリや真珠といったさまざまな養殖業、サケやブリを対象とした定置網漁業も沿岸漁業に入ります。 |
2006年の沿岸漁業に養殖業を加えた漁獲量は全漁獲量の47%に当たる約263万トン、全漁獲金額の64%に当たる約9,744億円を生産しています。 |
2006年の経営体数は11.5万。2006年の就業者数は18.5万人で、全体の約9割を占めています。 |
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漁獲量や漁獲金額、就業者数を見ても沿岸漁業は日本の漁業の大きな柱ですが、その漁獲量は1975年後半から1980年代はじめをピークとして、その後増加が見られなくなりました。
沿岸漁業ではこれまでの「獲る漁業」から、陸上の施設で親魚から卵をとり、卵から孵化させた稚魚を一定の大きさに育ててから海に放流し、資源を増やすという「つくり育てる漁業」に方向転換し、持続的な漁業を目指しています。
さらに、沿岸は沖合や遠洋水域に生息する魚の稚魚、幼魚が育つ重要な場所でもあり、国や県、漁業関係者が沿岸環境の保全と資源回復に努力しています。
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