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大日本水産会
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大水ニュースレター
第715号

BUTTON 出展者、来場者とも高い満足度 BUTTON
シーフードショーのアンケート調査結果

7月13日から3日間にわたって開催された第7回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーは出展数が過去最高となるなど大きな成果をあげて終了したが、このほど開催に併行して行なった出展者と来場者に対するアンケート調査の結果がまとまった。それによると、各ブースは平均997人の訪問者と63.6件の商談あり、12.2%が会期中に制約があり、半数以上が新規顧客の開拓ができたとしている。来場者の目的は半数以上が「製品購入に向けての情報収集」で、来場回数は4割が「初めて」であった一方、第1回以来の連続入場者も少数ながらあった。また、来場者のほとんどが次回も来場する意向があり、出展者、来場者とも高い満足度を示した。

このアンケートは出展者、来場者のニーズを把握し、次回開催の充実度を高めるため毎回行なっており、特に出展者の回答率が91.4%と高く、内容的にも信頼度の高い調査となっている。今回は317社が553小間を出展し、1社平均997人の訪問者があり、63.8件の商談があった。会期中に成約できたケースも12.2%あり、55.7%が「新規顧客の開拓ができた」としている。多くの出展者が「既存顧客との交流」、「新規顧客の開拓」、「新製品の対案」、「認知度の向上」ができたとし、さらに「一丸となった出展で達成感を持てた」、「東京営業所開設後の見通しがついた」、「ローリスク・ハイリターンで異業種参入ができた」など具体的な成果の声も聞かれた。

来場者の状況をみると、年代的には30代、40代、50代がそれぞれ25%前後で、性別では男性が9割強を占めている。来場者の反応では、52.5%が来場目的として「製品購入に向けての情報収集」をあげ、来場回数では41.9%が「初めて」であった一方、25.3%が4〜7回目の複数回の来場となっている。興味のある魚種はエビ、アイキサケ、マグロ、アジ、イカ、製品では加工品52.2%、鮮魚30.3%、活魚22.2%となっており、関連技術では鮮度保持、加工機械、冷凍・冷蔵設備、トレーサビリティーの順となってなっている。印象に残ったブースとして水産物ではノースイ、マルハグループ本社、大栄太源、ニチレイフレッシュ、加ト吉、技術・機械の分野ではNEWS、オプティマ・フーズ、東京食品機械、皆川商店、兼松KGK−の順となっている。

来場者の意見を拾ってみると、「業界が不況であるにもかかわらず、展示会が盛況なのに驚いた」、「的を絞った展示で無駄なく商品を見ることができ、マニアックな食材も多くレストラン業にはためになった」−などの意見が聞かれた。

なお、出展者の86%が次回の出展を、また来場者の98%が次回の来場を予定しているとの結果も出ており、次回開催に向けさらに大きな弾みがつきそうだ。