BACK HOME  
大日本水産会
LINE

BUTTON 衛生管理向上で専門家派遣

 本会・品質対策室では、水産関係業者の一般衛生管理の向上を目的に、登録専門家派遣事業を今月から実施する。

 同事業は、水産関係業者の衛生管理向上のため専門家を派遣するもので(1)地方自治体、関係団体が行う研修会へ、本会の登録講師を斡旋する登録講師派遣(2)水産加工業者等が自社加工場の衛生面での指導やHACCP取得のアドバイスを行う、品質管理個別指導専門家派遣事業の2本立て。

 登録講師は、東京都衛生局OB16名及びHACCP関連問題にも対応する技術士3名。

 本会はこれまで、対米輸出を行う事業者を中心にHACCPの普及に努めてきたが、水産の流通・加工現場では土台である一般衛生管理に問題がある事例が多い。また、水産加工業の7割が中小経営体というなかHACCP取得までは困難という側面もあり、今後、一般衛生管理の向上へ事業をシフトしていくこととしている。

 その第1歩が本事業であり、「12年度以降は食品品質高度化の中心事業に据え、対象も加工業に特化せず漁業生産から流通業まで幅広く活用していただきたい」(斎藤品質対策室長)考えだ。問合せ先は、TEL:03-3585-6985